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(No219-1の続きです。)

『そういう僕たちの仲間である釜ヶ崎の労働者が、事故直後の3月20日に「騙し求人」で女川でダンプ運転手という求人であったにもかかわらず、行ってみたら福島第一で給水作業をさせられるということがありました。
報道されたのでご存知かと思いますが、今、行なわれている収束作業の中ではそういうムチャクチャなことが平気で行なわれています。
条件が違ったということは、原発の仕事だけでなく雇用関係も無責任な重層下請け構造の中ではよくある話なんですが、それ以外にも今回の収束作業の中では、例えば下請けの労働者が汚染水に足を突っ込んで、局部的に2シーベルトの被爆をしてしまった。その時には、アラームメーターが鳴っているにもかかわらず仕事を続けていた。
それから、廃棄物の建屋では今回の収束作業の中で始めて60歳の方が亡くなるという事態もありました。その亡くなった方は死亡事案にもかかわらず労基署が現場検証することもないという形で、放射線とは関係ないということで、司法解剖もされずに処理された。
こういう無茶苦茶な不法な状態というのは、今、この緊急性の高い収束作業だからそうなったという訳ではありません。通常、稼動している原発の労働の中でも普通に行なわれていることであって、それが、たまたま事故後のマスコミの注目の中で表に出てきたにすぎません。
福島第一原発の管轄している労働基準監督署は富岡労基署というのがあり、富岡労基署は福島第一原発に強制的に視察をしたことがあるか、それは一度もありません。それどころか富岡労基署は防護服の準備もしていなければ放射線測定器もない、放射線管理責任者もいない、つまり1971年福島第一が動き始めてからただの一度も突然企業の中を査察することをやったことがない、やる気もなかった。
福島第一を見たことがないかといえばそうではない。日にちを決めて東電が準備したコースを歩いて回って「よく出来てますね」ということを1971年から繰返しやってきた。
電力会社も行政も一緒になってそういう労働者を無茶苦茶に扱う、使い捨てていく状況を温存してきた、僕は決して許せないと思います。
その状況を裏付けるように、例えば海江田前経済産業大臣は、線量計を持たずに収束作業に向った労働者がいるということを自分で言っておいて、しかもそれを日本の誇りだと いう言い方をした。それも許せないし、厚生労働省が行なった収束作業に関わっている労働者の健康管理に関する検討会というのがあり、その報告書を見ると50ミリシーベルト以上の被爆をした人は通常の健康診断以外に国の責任で目の検査をする、100ミリ以上の人はガン検診をする、という報告を出しました。
しかし、それは逆に言えば50ミリ以下の人は何もしないということです。行政も政治家も民間も全く、そこで働く労働者ことも命も健康も全く配慮しないそのようなプラントである原発というものは直ぐにでも全て廃止しなければならないと強く思います。
そして今日、皆さんに是非記憶して欲しいのは、被爆労働というのは、もしこの我々の闘いが勝利して全ての原発が無くなったとしても被爆労働は続くんです、廃炉作業があります、廃炉作業というのは定期検査以上に被爆をします。そして廃炉が終わってもずっと廃棄物管理の作業があります、ずっと被爆労働は続くんです。
ですから、この運動を勝ちきって全ての原発を止めるとともに、被爆労働のような非人間的な労働を強いるこの国のあり方について、是非、最後の最後まで闘って全ての非人間的な労働を一掃したい、と強く思います。最後まで頑張りましょう。』

『タンポポ舎のヤナギダさん
タンポポ舎のヤナギダです。少し前に福井で開かれた「もんじゅ」廃止の集会に行ってきました。今日はその報告したいと思います。
毎年、「もんじゅ」の事故が起きた12月に全国集会が開かれます。全国の皆さんが集ります。そこで、年1回、全国の皆さんとお会いするんですが、全国の皆さんが東京のテントの運動、そして経産省を取囲む運動、この2つの運動にすごく刺激を受けていろんな運動をやられているということが、福井の現地に行って分かりました。
例えば、北陸電力の中心、富山ですが、富山県ではこのテントに見えた方たちがテントに学んで、パラソルでやっていました。名古屋でも、岐阜でも11日の行動をされています。
茨城でもやられています。私たちが知っただけでも、こんなに沢山ありました。
そういう意味で、私たちが11日の日に行なっている経産省を取囲む人間の鎖の運動と、経産省前のテントの運動、その2つの運動を11月に全国の女性たちが東京に来た時に見たんですね。』

(No219-3に続く。)