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(ブログの字数制限を越えるため、No235-1とNo235-2の2つに分けてあります。)

2月19日に東京・杉並区の「蚕糸の森公園」で2・19「脱原発杉並デモ」が行われた。今回はその様子を報告する。杉並区のローカルな公園での集会・デモであるが、日大のJUNさんから招請メールがあり、参加することにした。日大関係者がこの集会の準備会に関わっているとのこと。
<招請メール>
「いろんな考えを持つ人たちが脱原発の一点で共同行動を育てようとしています。
準備会議には120余名が集まりプラス視聴者多分3ケタ、司会者からここに集まった人は皆準備委員です!の発言があり、会場からは、またTwitterを経由して創意工夫に満ちた提案が寄せられ討議され決定されていきます。
そのいくつかをご紹 介。
―橘世韻弔泙蟶F釮ら、デモコース近隣へのビラ入れ5000枚
昨年4月10日高円寺デモの経験を踏まえ、解散地・阿佐谷周辺の居酒屋さんにもアピール(ビジネスチャンスですよ!と)
▲瀬鵐紅鼻∧欅蕷爛好織ぅ襪里散歩リヤカー製作+実行班、カラオケ班(想像出来ない!)などなど。
7抻,箸量詰僂淵肇薀屮詼瓢澆離妊眄依?100人(だったかな)には、あらかじめ調査・作成したトイレ・マップを持ってもらう(デモ参加者から必ず聞かれるそうです)。
ず鯑鋐付けたのですが「レデー・ガガへの手紙」という動画がYouTubeにアップされています。こういう発想、ジジィは嬉しくなります。
なんだか面白そうですよ!準備会議の中で「日大全共闘が大挙してやってくる」とのウワサ(誰が撒いたんじゃ!)も出ているらしい。
よって皆さまに参加をお願いする次第です。この辺に集まって欲しいという準備会議メンバーからの地図添付、もちろん例の「のぼり旗」立てています。」

「脱原発杉並」のサイトを見ると、この集会の発起人には雨宮処凛(作家・活動家)、岩井俊二(映画監督)、菅伸子(前首相夫人)、小林亜星(作曲家)、菅原文太(俳優)、辻井喬(セゾン文化財団理事長)、中川五郎(フォークシンガー)など名前の知れた方々もいるが、八百屋、会社員、自営業、働くおかあさん、パート業員、講談師、中学1年生、アルバイト、日大全共闘・・などなどいろんな人がいる。脱原発の一点で共同行動を育てようということで、労組の動員のない集会・デモである。
サイトのコメント欄にはこんな書き込みが
<コメント1>
うちは高円寺です。うちのおばあちゃんは、デモの人達が来るのをすごく楽しみにしています。
デモのお祭りみたいな賑やかさが好きで、一緒に踊りたくなると言ってます。
おばあちゃんは一人で歩くのが大変なので、私が外に連れて行ってあげると言ったらすごく喜んでいます。がんばってください。
<コメント2>
上記呼びかけ文中の「なんでもあり」は掲げられる主張的にもマナー的にも如何なものでしょう。
「なんでもあり」なデモには賛同できません。

会場の「蚕糸の森公園」は、国の蚕糸試験場の跡地に作られた公園である。公園内には当時の建物が保存されており、何となくレトロな雰囲気(写真左下)。レトロな門柱を抜けて公園に入ると広場があり、そこが集会会場である。
日大の幟旗の下には日大のメンバーが集まって来る。今日は明大関係者は来ないかな、と思っていたら杉並区在住のY・R氏が明大土曜会の旗を持って参上。明大の旗の傍にはゲバラの旗が?
ゲバラの旗を持っていたのは12月の経産省包囲キャンドルデモの時に会った全共闘ジュニアの女性だった。ゲバラの旗、いいですね(写真右下)。
そこへMLのヘルメットを被った謎の3人組が登場。日大経闘委の旗を持って記念撮影(写真右上)。この3人組のうちの1人は明大OBとのこと。いろんな人がいっしょくたの集会です。

集会の開始にあたって、主催者から「脱原発杉並呼び掛け文」が読みあげられた。
『原子力にたよらない世界をめざして、杉並を中心とした市民が立ちあがりました。 原子力発電所はもういらない! わたしたちは、その一点において、広くゆるくつながった「有象無象」です。世代も、仕事も、会社も、国籍も、組織も関係なし。ひとりひとりが自分の声をもつ、みんなちがって当たりまえの個人です。
自分たちの使う電気がどこから来るかに無関心すぎた、訴えてきたけれど力が足りなかった、あるいは、知っていたのに見て見ぬふりをしてきたことを悔やむ??ひとりひとりにそれぞれの理由があり、そこから「脱原発」を求めます。
わたしたちの子ども、孫、そのまた孫の未来を脅かしてはならない。放射能に家を追われた人、残ることを選んだ人、福島の原発事故現場で被曝しながら作業をつづける人たちを忘れてはならない。放射能で大地を汚すな。痛みを分かち合い、開かれた議論の場をつくろう! と、訴えたいことはたくさんありますが、全部ここでは言い切れない。

(No235-2に続く)