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(文書が長くブログの字数制限を越えるため、No312-1とNo312-2に分けて掲載します。)

10月13日に「NO NUKES DAY 原発セロ・統一行動 -福島を忘れるな・再稼働を許すなー」の集会とデモが国会議事堂周辺で行われた。
これは首都圏反原発連合が主催、さようなら原発1000万人アクションと原発をなくす全国連絡会の共催により実施されたものである。
4大学共闘(明大、日大、芝工大、専修大の全共闘派)は、この集会とデモに参加したので、当日の様子を報告する。

10月に入ってからも暑い日が続き、この日も気温が25度を超えるという予報だった。集会は日比谷公会堂で13時から開かれる。4大学は13時までに公会堂内に集合という案内を出していたが、早めに行くつもりで12時過ぎには日比谷公園に着いた。
日比谷公園に入ると「入場整理券はこちらでーす」と言う声が聞こえる。日比谷公会堂の前には行列が・・。集会場の日比谷公会堂に入るには入場整理券が必要なんだ!
仕方なく「最後尾」という看板に従って並ぶことにした。並んでいると、いろいろな団体がビラを配っている。日大のH氏が東電株主代表訴訟のビラを配っている。「ゴミにならないようにビラを読む人だけ受け取ってください。」と言ってビラを取る人だけに渡している。私は受け取った。第9回口頭弁論期日の案内ビラである。
整理券を受け取る順番が来て整理券を受け取る。1408番である。定員二千名だから、あと600名。これでは13時に日比谷公会堂内集合は無理である。
日比谷公園の花壇寄りに芝工大と明大の幟旗が見えたので、そちらに向かう。日大のY氏はいるが日大の幟旗は見当たらない。ちょと時間が早いからかな。
13時前に参加協力費500円を払い会場の日比谷公会堂に入る。番号順に入場させているので、公会堂の中は既に満員状態である。私は1階の一番後ろの通路に立っていることにした。この通路には腕章をしたマスコミ関係の人が大勢立っている。
13時になって集会が始まった。集会は主催者あいさつの後、和田央子さん(福島からの報告)、肥田舜太郎さん(「医師」からの報告)、大江健三郎さん(「作家」からの報告)の順番で発言が続いた。
その中から主催者あいさつを掲載する。

ミサオ・レッドウルフさん(首都圏反原発連合)
『みなさんこんにちは。私は本日主催の首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフと申します。本日は会場いっぱいの皆さんにお越しいただき、本当にご苦労様です。
本日の「NO NUKES DAY 原発セロ・統一行動、福島を忘れるな・再稼働を許すな」の統一行動に関しまして、少し経緯をご紹介したいと思います。NO NUKES DAY というのは、この前の6月にも第1回目がありました。首都圏反原発連合、そして、さようなら原発1000万人アクション、それから原発をなくす全国連絡会、この主に都心で事務局を置く大きな団体やグループが共同で-何か大きな行動をしようということで、まず6月にやりました。この時はそれぞれが別のところでデモをやって国会周辺で合流するという同日の共同行動ということだったんですけれども、本日はその形から更に一歩踏み出しまして、このような形で合同で日比谷公会堂で集会、その後にデモを開催することになりました。
これは私たち市民、グループそして組合まで様々な人たちが、今、原発をゼロにするための政策に転換させるために、ゆるやかな繋がりで連帯して、私たちの意志、意見を政府に対して可視化して行く、マスコミに対して国民に対して可視化していく、それがすごく大事なことだということを、それぞれのグループの皆さんが同じように思っていて、それが結実したことで、このような大きな枠組みで共同で開催する運びになりました。(拍手)
皆さんもご存知の通り、9月15日に大飯原発の4号基が止まっております。そして今、日本では原発での発電はゼロになっています。この事実は、こうやってデモにいらっしゃるような方々は当然のごとく認識していますけれども、多くの国民の中には、まだこれをちゃんと分かっていない、理解していないという方々もたくさんいます。
そのために、この10月に開催する一つの目的としては、原発が今ゼロであるということを広くアピールしていくこと、それから、これから先、再稼働させない、動かさせない、それを強く訴える、このような趣旨で企画を進めて参りました。
安倍首相がオリンピックのプレゼンテーションで発言しました「福島の原発の汚染水はコントロールされている」という、このようなウソがまかり通るような、このような世の中がまだまだ私たちの目には強く印象付いていますし、本当に腹立たしいことではあるんですけれども、汚染水は実際はコントロールされている訳もないし、誰もどうすれば一番いいのか分かっていない状況な訳で、そのような中で原発を再稼働させる、そのようなことは本当に許せないことです。

(No312-2に続く)