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2月11日、代々木公園イベント広場で、「再稼働許すな!2.11さようなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京」が開催された。
明大・日大・芝工大の3大学を中心としたメンバーも、この集会とデモに参加したので、その様子を報告する。
(ブログの字数制限の関係でno227-1からNo227-3の3つに分けてあります。)

3大学を中心としたメンバーは30名ほど、集会会場の野外音楽堂の正面に集合。明大関係者はやや少なめか。集会が始まり、「経産省テント村」や「9条改憲阻止の会」などが集まっているけやき並木寄りに移動。
会場には集会が始まる頃から人が増え始め、公園に通じる歩道橋の上も人でいっぱいに。
集会では呼びかけ人の大江健三郎さんが最初に発言、そして澤地久枝さん、続いて福島から永山信義さん(福島県平和フォーラム)、増子理香さん(つながろう!放射能から避難したママネット@東京)、菅野正寿さん(福島県有機農業ネットワーク)が発言、さらに俳優の山本太郎さん、タレントの藤波心さんの発言と歌、最後に落合恵子さんの発言があった。
この中からいくつかの発言を紹介する。

●福島県平和フォーラム 永山信義さん
『お寒い中、ご苦労様でございます。福島県平和フォーラムの永山と申します。よろしくお願いいたします。(拍手)
皆さん方は何と答えるでありましょうか。小学生の問いかけがあります。「それでも原発を輸出するんですか。」皆さん方は即座にとんでもないこと、ノーだと答えるでありましょう。
この輸出問題、そして再稼働の問題が粛々と進められているというふうに思っています。
さて、福島県がようやくにして廃炉の態度を明らかにしましたけれども、その矢先、時機早尚だ、とんでもないと抗議をした町長がおります。
地方議員選挙で原発推進をぶち上げて、トップ当選を果たした例もあります。残念なことでありますけれども、福島原発地元での出来事であります。
これら巻き返しの動きに最新の注意を払う必要があるだろうと思っています。次にマスコミの皆さんに方にもお願いがございます。先の大臣が現地を視察した後に「ゴーストタウン」という言葉を使い辞任に追いやられました。
原発事故の結果を見て率直に言ったことが辞任のクビの原因であるとするならば、その原因を作った人たち、その機関はどうなるのでありましょうか。(拍手)
安全だ、安全だ、安全だ、念仏のように唱えるだけではなくて湯水のように金を使い、それもそのはず、それは一部は税金であるし、一部は電気料金として上乗せをして、皆さんから吸い上げたものではありませんか。(拍手)
そうして安全神話を作り上げ、原発を押し付け、形は誘致をされたという形を取っています。しかし、押し付け、地震大国日本に54基もの原発を作り上げてきた、国、そしてその機関、関連メーカー、ゼネコン、原子力委員会、安全保安院、そしてはたまた今もって福島の地での、このくらいの放射能は大丈夫と公言して憚らない専門家のみな皆さん、この人たちは謝罪をしたのでありましょうか、反省をしましたか、クビになりましたか、もちろんクビをすげ替えて済む話ではないことは明らかでありますけれども、皆さん、どうお考えになるでしょうか。
最後になりますけれども、日本は世界に例を見ないような経験をしてきました。広島、長崎だけでなくて第五福竜丸、そして「もんじゅ」の事故、JCO、外国でいえばチェルノブイリ、スリーマイル島の事故、そしてとどめは福島原発の事故じゃありませんか。
あと1ケ月で1年になろうとしています。
避難されている方は15万7千人、そのうち福島県外への避難者は6万1千人と言われています。なかでも帰宅困難者が2万5千人と言われています。福島県の小学生は9,240人減少したと言われております。
私は郡山に住んでおります。郡山の例で言いますとホット・スポットがあります。隣の学校に転校した例もあります。ささやかな抵抗だと思いますけど、ささやかな努力だと思いますけども、そういう今、現状にあるわけであります。
この避難をめぐっても、避難をするしないで対立をし、離婚に至った例もあります。また、母と子が郡山から米沢に避難をしました。下の子はすぐ溶け込んで友達もできました。上の子はなかなか馴染めず、いじめに会い、「帰りたい、帰りたい」と大変痛ましい話があります。
こういう現状にあるわけです。
一方では絆、絆と叫んでおきながら、その絆を打ち壊したのは一体誰でしょうか。避難された方々は一様に帰りたい戻りたいと言っています。しごく当然のことではないでしょうか。
国は12月16日、終息宣言をいたしました。これで果たして終息と言えるでありましょうか国は12月16日、終息宣言をいたしました。これで果たして終息と言えるでありましょうか』

(No227-2に続く)