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6月2日(日)、原発再稼働を既定のものとする「新規制(安全)基準」の策定及び原発再稼働に真正面から反対し、「原発ゼロ」へ転換を求める運動の力を結集し連帯するため、首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会の3グループが連携した同日アクション「6.2NO NUKES DAY」が行われた。

4大学共闘(明大・日大・芝工大・専修大の全共闘派)はこの趣旨に賛同し、芝公園の集会とデモ、その後の国会包囲に参加することにした。
天気予報では梅雨空ということだったが、天気が回復し、集会が始まる頃には青空が広がった。4大学共闘の集合時間は午後1時。集会は12時半から始まっており、会場は人でいっぱい。昨年の6月にも芝公園で脱原発集会があったが、その時より多い。4大学の幟旗を探すが、なかなか見当たらない。会場の向こうに幟旗を見つけ、そちらへ向かうが、人を避けながら進まなければいけない。思ったより参加者が多い。
4大学は日大と芝工大の幟旗はあるが、明大はまだない。やや遅れてY・R氏が幟旗を持ってやってきた。旗の竿を忘れたので、経産省前テントで借りてきたとのこと。
4大学の参加者は少な目である。明大も少ない。5月31日から6月3日まで、集会などが続いているので、その影響かもしれない(5月31日「福島原発告訴団集会、6月2日「さようなら原発集会とデモ」、6月3日「脱原発テント裁判を考える講演会」)。また、明治公園で集会を行う原発をなくす全国連絡会は、新聞に集会の1面広告を出していたので、間違ってそちらに行ってしまった人もいるのだろうか?
明大のN氏が、4大学の後ろにいた三里塚の幟旗を、最近買ったタブレット端末で写真に撮ろうとしている。三里塚に思い入れがあるようだ。
黄色いヘルメットを被った、「旗旗」の草加さんがやってきた。9・30掲示板に集会の案内を書き込んだところ、草加さんから飛び入り参加の表明があった。草加さんに挨拶すると、三里塚の幟旗を持っていた女性が「中野です。」と声をかけてきた。チーム「旗旗」の中野さんだ。中野さんに会うのは初めてだが、イメージどおりの方である。4大学共闘の人数は少なめだが、チーム「旗旗」を加えて戦力アップ。
集会では、呼びかけ人の鎌田慧さんや大江健三郎さんから発言があり、脱原発のゆるキャラ、「 ゼロノミクマ」(原発ゼロノミクス)も登場。

私と芝工大のI氏は、公園の出口の向かいにある歩道橋の上で4大学共闘のデモ隊を待つことにした。写真の撮影ポイントである。
いつものように少し待たされて、4大学共闘のデモ隊が姿を現した。パチリパチリと写真を撮って、歩道橋を駆け下りる。そのまま歩道を走って次の歩道橋に駆け上がり、またパチリ。I氏はデモの隊列に入ったようだ。
そのままデモ隊と反対側の歩道を並行して歩いて(走って)行く。私は歩道橋の上から空撮、I氏はデモ隊目線での写真撮影となる。
デモ隊は新橋に近づいて行く。小走りに外堀通りの歩道橋に先回りして、その上でデモ隊を待つ。通りには警備の警察官が数人しかいない。
たぶん4大学共闘は仕掛けるな、と思っていたら、その通り。外堀通りに入ったところから横に広がり、プロジェクト猪、チーム「旗旗」とともに3車線デモに移った。規制がないので、そのまま進む。歩道橋の上から見ていると、4大学共闘は横に広がっているのだが、その後に続く隊列は2車線、その後は1車線を守っている。
途中、警察官が1人、「車線を守ってください」と呼びかけるが、無視して進んでいく。後ろから車が来るので、3車線から2車線に変更。
チーム「旗旗」のサウンドシステムから、We Shall Overcomeの曲が流れている。昔、新宿西口のフォーク集会でよく歌われた歌だ。デモ隊は東電前でシュプレヒコールをあげて、解散地点の日比谷公園へ。
日比谷公園ではY・R氏が中締めの挨拶。
「今日は4大学共闘の皆さん、ご苦労様でした。まだ第一ラウンドなので、余力のある人は、第二ラウンドで5時に経産省前テントに集合してください。帰る人もいますので、例によってインターナショナルを歌って中締めとしたいと思います。」
♪あーインターナショナル、我らがもの♪
(周りにいた人が「なんだこれは」)
「知っている人はみんな入っていいよ、気分いいよ。」
日比谷公園にインターナショナルの歌声が流れていく。

私は翌日の集会もあり、ここでリタイア。余力のある4大学共闘のメンバーは首都圏反原発連合主催の「反原発☆国会大包囲」に合流した。
主催者発表によると、この日午後、芝公園(港区)と明治公園(新宿区)の集会には計二万五千人、「反原発☆国会大包囲」には六万人が参加したとのことである。
4大学共闘を中心とした脱原発の行動は、まだまだ続く。

(終)