野次馬雑記

1960年代後半から70年代前半の新聞や雑誌の記事などを基に、「あの時代」を振り返ります。また、「明大土曜会」の活動も紹介します。

2025年07月

今回のブログは、「雑誌で読むあの時代」シリーズとして、『朝日ジャーナル』(1971年4月2日号)に掲載された「“学生階級”―その今日的構造 第2回」を掲載する。
「学生階級」ということについての連載記事であるが、第2回目は大学生がマンガを読むことについて調査した記事である。
当時の週刊誌などでは、全共闘の学生がバリケードの中でマンガを読んでいることに注目して、学生運動とマンガとの関係をあれこれと「解釈」するような記事を掲載していた。この『朝日ジャーナル』の記事もその一つだろう。
確かに、当時私もマンガを読んでいた。しかし、自分で買うことはせず、友人宅にあった『ビックコミック』や『ガロ』を読んでいた程度である。学生運動とマンガとの関係など、ほとんど意識していなかったと思う。この記事の中にあるように、小学生の頃から『少年マガジン』や『少年サンデー』を読んでいた世代が大学生になったということではないだろうか。
マンガの影響は確かにあった。
写真は1969年の10・10集会の時の写真である。

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写真中央の赤旗に描かれているのは「ニャロメ」である。「ニャロメ」は赤塚不二夫の『もーれつア太郎』に登場する「ニャコメ!」と叫ぶ反抗的?な猫のキャラクターである。
この旗がどこの大学のものか判別できないが、党派ではなくノンセクトのものであることは間違いないだろう。
それでは『朝日ジャーナル』の分析を見てみよう。

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【“学生階級”その今日的構造 第2回 マルクス とマンガ 読書傾向に見る意識の変化】
編集部
マンガが学生の“必読文献”になってから、もう久しくなりました。まだ世のおとなたちの間では、最近の学生は落ちたもんだーーと嘆く声が多いようです。しかし,けっこうカタイ本も読まれていますし、まず「学生の質」を昔の尺度ではかることに、 無理があるようです。マンガと学生の関係を掘りさげてみれば、そこには “壊死する大学”の姿が、浮びあがってくるような気がしてなりません。

東京・阿佐谷の喫茶店P。ここのマスターは、雑誌に時々マンガ評論を書くほどの“通”。近くに住むマンガ家永島慎二氏は、この店の常連だ。むろん、数種類のマンガ雑誌は、必ずおかれている。
そのせいか、ここの客は、学生が圧倒的に多い。マスターの話によると、3年前、店にマンガ雑誌をおきはじめたころは、かなりの抵抗を感じたが、いまではマンガぬきの店の姿は、想像できないという。
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いまや哲学なみに
一人でコーヒーをのみにくる学生は、必ずといっていいほど、まずマンガ雑誌を手にとる。『少年サンデー』をめくっていたある学生のテーブルの上に、単行本が3冊。書名を見たら大江健三郎の『性的人間』、カミュの『ペスト』、ローゼンベルクの『資本論入門』の第六巻があった。もっとも、はじめからおしまいまでめくっていたのは、マンガ雑誌だけ。この学生も常連の一人で、友人とくるときは、2時間でも3時間でも、競馬の話ばかりしているという。
マスター氏が嘆く。
「いまのマンガは、もう末期的症状ですよ。もともとマンガは、デザートのように軽いものなのに、いまは哲学書や文学と同等なものとしてまかり通っている。
マンガ自体も、貸本屋時代にあった面白さは失われた。そのマンガに展開されているウスッペラな人生論に、感動する学生が多くなったというのは問題ですね」
マンガには造詣が深いマスター氏も、どうやら現代の学生からは、ナンセンスときめつけられる世代のようだ。
そこへふらりと現れた永島慎二氏の話。
「毎年いまごろになると、連日、ボクのところへ、学生が二、三人は訪ねてくるんです。といっても、地方の受験生や浪人が多いですがね。この間も東大の哲学科へいこうか、マンガ家になろうか、どうしようかというのがいました。また、ピアノを7歳からやっていて、相当の腕前らしい学生が訪ねてきて、マンガ家になりたいとかね。ポクはそういう人たちにいってやるんですよ。マンガ家というのは、他になにもする能のない人間がなるんだとね」
町工場からスタートしたマンガが、いまや大企業に成長したことに、マンガ家自身がとまどっている感じだ。
60年代以前の学生と、60年代ーーとくにその後半の学生とを区別する明白な指標の一つは、後者の生活にマンガが定着したということだ。数年前、本誌の投書欄の「読者から」で、学生がマンガを読むことの是非について、論争が展開されたことがあった。いまから見れば、こんな論争があったことさえ夢のように思えるほど、学生がマンガを読むのは当り前のことになっている。それでは、いま、どのくらいの数の学生が、マンガを読んでいるのだろうか。
昨年暮れ、『少年ジャンプ』(集英社)が、電通に依頼して読者構造の調査をしたことがある。同誌は一昨年創刊されたばかりで、しにせの『少年マガジン』(講談社)『少年サンデー』(小学館)にくらべれば、ほんの新顔。しかし、マガジン、サンデーの内容が、ややおとお向きなのに対して、低学年に的をしぼった編集方針が当り、いまやジャンプは先輩両誌をぬいて、発行部数約95万部と、少年週刊マンガ雑誌のトッブを切っている。

読者のトップは大学生
調査方法は東京都内23区を、下町と山の手の7ブロックにわけ、その地域の主要な書店・即売店で、昨年12月7日から9日までの間、ジャンプ46年1月1日号を買った428人に対し、面接調査した。
その結果、大学生が断然トップで27%。以下、高校生・予備校生19%、給与所得者(事務?労務)一九%、商工自営13%、中学生11%、小学生7%、その他5%の順。年齢別では19~21歳が43%を占め、14歳以下はわずか15%。
ジャンプ編集部も、読者層に大学生が多いとは予想していたが、これほどまでとは思っていなかったそうだ。低学年向きのジャンブでさえ、この数字だから、マガジン、サンデーの購買層の中で、大学生が占める位置は、ジャンプ以下であることはまず考えられない。
ところで、少年週刊マンガ誌は、現在どのくらい売れているのか。先の3誌に『少年キング』(少年画報社)『少年チャンピオン』(秋田書店)を加えた5誌の実売部数は、約300万部。このうち、少なくとも3割に相当する約90万部は、学生が買っていることになる。この数字は延べで、一人で2冊以上買う学生も多いことだろうから、実数はもっと少ないかも知れない。
しかし、学生は寮やサークル室などで、まわし読みする機会が多いし、その他のマンガ週刊誌を読んでいる者も加えると、実数においても、大学生のマンガ読者は90万人を下回ることは、まずないであろう。ちなみに、大学生の総数は約160万人。つまり、学生10人のうち6人は、毎週必ずなにかのマンガ雑誌に目を通しているわけだ。
マガジン、サンデーが創刊されたのが昭和34年。その年は東京タワーが完成し、皇太子のご成婚もあって、テレビが爆発的に普及していく時期でもあった。マンガとテレビの相乘作用で、マンガ好きな小学生、中学生が、マンガを“卒業”しないまま、大学へなだれこんでいった。だから、大学生がマンガを読むようになったというより、正しくはマンガを読む世代が学生になったというべきであろう。

ヒゲをはやした男が…
そこで、次のような通説が、既成の知識人の間ばかりでなく、一般社会にも根強く流布されるようになった。第一に、現代の学生はマンガばかり読んで、カタイ本は読まない。第二に、学生は論理的に思考する能力、知的水準が低下し、その質が落ちてきていると。
現場で学生と接触する大学教師たちの多くは、これを単に通説としてではなく、実感をもって受止めている。
東大の菊池昌典・教養学部助教授は、マンガ学生について「非理性への自己倒壊だ」と、否定的な意見をもっている。昨年暮れ、学生たちが手にしたマンガを、いろいろ読んでみて、「ヒゲをたくわえた20歳前後の青年が読む本とは、どうしても思えなかった」という。
菊池氏が、昨年9月、授業に出てきた一年生を対象に、入学以後に読み通した歴史書について、アンケートをとったときのこと。回答を集計すると、受験参考書的な世界各国史とか、日本の歴史などがほとんどで、実にガックリしたそうだ。
菊池氏の学生時代の体験からすれば、学生の必読文献ーーたとえば倉田百三の『出家とその弟子』のたぐいの本が、現在の学生にも当然あってしかるべきなのに、本といえば受験参考書程度のものでしかないのではないかという。はては試験答案の最後に「単位をちょうだいよ~ん」と、マンガ口調にかかれてあったりすると、いよいよ中年世代の理解の絶するところとなり、「これでは、かつての必読文献が、マンガにとってかわられたのでは……」と嘆くのである。
「読書への内発性がない。マンガを読む暇があれば、他の本を読めといってるんですが……。ある学生は、その内発性はどうすれば出るんですかと聞くんですよ」と、苦笑い。
だが本当に、学生はマンガばかり読んで、カタイ本は読まなくなったのだろうか。
このことの当否を検討する前に、学生にとってマンガはone of themであるということだけ、はっきりさせておかねばならない。マンガ週刊誌を一冊読むのに、30分とはかからない。5冊読んでも2時間半。新書を一冊読むほどの時間もかからない。学生に「なぜマンガを読むのか」と質問するのは若い女性に「なぜミニスカートをはくのか」ときくのと同じくらい愚問の典型で、ほとんどが「退屈しのぎ」と答える。前に述べたジャンブの調査でも、気分転換のために読むというのが、いちばん多かった。個々の学生にとって、1週間の生活サイクルの中で、マンガの占める地位は微々たるものであることは間違いない。
そうならば、現代の学生は、どのくらい本を読んでいるのか。これについて、全国的に調査した、キチンとした統計はない。しかし、大学生協連合会が行なっている学生調査のうち、書籍の購入データは参考になるだろう。昨年10月に実施した同調査は、4月旬に『第六回学生の消費生活に関する調査』として刊行される予定だが、すでに集計ずみの東京の五大学(法大、慶大、東大、早大、東京理科大)について見れば、昭和42年と比較した学生の月平均総支出は、第1表の通りである。
第1表 学生の月平均支出(単位=円)
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大学によってかなりの差はあるが、この3年間に学生の支出は、どこも物価上昇率を上回るスピードで伸びている。支出のうち、書籍代(雑誌を除く)が第2表である。
第2表書籍 代(単位=円)
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総支出の伸び率にくらべて、書籍代の伸びは鈍化しているが、これだけでは本を読まなくなったかどうかは、はっきりしない。学生生活が多様化しつつあることは、想像できる。
次に最近1ヵ月(45年9月)の書籍購入量を見ると、単純平均では法大4.4冊、慶大4.9冊、東大4.7冊、早大四4.3冊、理大3.4冊となっている。もっとも、この単純平均はあまり意味がなく、たとえば法大では1冊も買わなかった者が12.9%あるが、逆に8冊以上も買った読書家が11.4%もあるというふうに、本を買う者と買わない者の差がはっきり出てきている。この調査はあくまで購入量だから、そのまま読書量にはつながらない。その本も梶山季之の風俗小説かもしれないし、競馬必勝法かもしれない。

5月のベストセラー
そこでカタイ方の代表として、マルクス、エンゲルス両氏の人気はどうか。学生の町・新宿の紀伊国屋書店。ここでは毎週、文学、社会科学などジャンル別ベスト5と、全体のベスト25を集計している。めまぐるしく変るべストセラーズの中で、年間を通じてベスト25の中で見えかくれし、そして5月になると、必ずベスト10前後に姿をあらわしてくる本が2冊??岩波文庫の『共産党宣言』『空想より科学へ』である。
『共産党宣言』は66年5位、67年10位、68年4位、69年9位、70年14位(いずれも5月で、もっとも上位にあったときの週)。5月に売れるのは、そのころが新入生も腰を落着けて本を読み出す時期にあたっているからだろうと、書店では推測している。ことしも、3月3日から9日までの数字で19位、やがて上位にあがってくることは確実。まさにロングセラーの典型だ。
『マルクス=エンゲルス全集』の発行元の一つである大月書店の話によると、1年間の発行部数は毎年ふえており、しかも学生数の上昇を上回っている。
同全集が労働者の問で読まれていることを計算にいれても、学生の潜在読者層は厚く、睹買部数は減るどころか、着実に伸びていることを示すものだろう。また、ここ1、2年の変った現象としては、獄中の学生から、マル・エン全集やレーニン全集の内容目録の申込みが殺到したそうだ。
東京・神田にあるウニタ書房。左翼関係の本、パンフレットのたぐいが、セクトを問わず店頭に並べられている。だが、2、3年前に比較すると、最近ではセクトの機関紙誌よりも、公害闘争などの個別闘争のパンフがめだつ。売れゆきも「この1半ほど前から、トロッキーを含めたマルクス主義の原典が多い」のが、このごろの特徴だそうだ。
むろん、売れゆき上々のマル・エン全集などが、学生たちにどこまで読まれているか、定かではない。ツンドクもかなり多いのではないか。ウニタ書房の社長・藤忠夫氏は「10年ほど前は、マル・エン全集などをセットで買うか、一巻から順に買う学生が多かった。最近では、たとえばレーニン全集の第七巻をくれといって、買っていくんですね。マルクスの著書などを文庫本で買う学生は、だいたい一応は読むと考えていいでしょう。そういう意味で、文庫本を買うように、全集のなかのある巻を指定する今日の学生の方が、目を通す比率は高いんじゃないでしょうか」と経験的なカンに基づいて判断している。
マルクス、レーニン以外では、吉本隆明、埴谷雄高、黒田寛一氏らの著書が比較的コンスタントに売れている。逆に、全共闘運動以後、バッタリ動きのとまった本も少なくないという。その典型が丸山真男・東大教授の著書だ。
これは、一つの小書店での現象とはいえ、戦後の長い期間社会科学の必読書だった『現代政治の思想と行動』『日本の思想』などが、もはや学生の相手にされないことは、現代学生の意識をさぐる上で示唆に富んでいよう。

テレビっ子の鋭い感覚
東京女子大学の副田義也・助教授は、読書の量と質について今と昔の学生を比較検討したことがある(『青少年問題」70年10月号)。一昔前の学生ーーつまり現在の成人世代が、大学生のころにどの程度本を読んでいたかの資料はないため、直接の比較はできない。そこで成人期にはいっても青年期における読書水準を比較的よく維持していると思われるグループを取出し、彼らの現時点における読書と現代学生のそれと比較するという方法をとった。そのグルーブとは、小・中・高校の教師であり、かれらの読書の実態についてかなり詳細な調査が行われていたことがあったので、資料としても信頼できるという利点もあった。
まず読書量では、1カ月の間なにかの書籍を読んだもの教師83%、学生89%。また冊数では教師が3冊以上28%、2冊24%、1冊31 %、学生は3冊以上54%、2冊19%、1冊16%。読書の質では、教師は通俗小説のベストセラーズが圧倒的なのに対して、学生は専門書が過半数を占めている。両者を比較する場合の種々誤差を計算にいれても、副田氏は「現代の学生たちの読書は旧世代にくらべて書籍の量においていくらか、質においてかなりすぐれているとおもわれる」と推論している。使った資料が64、5年のものでやや古いが、基本的傾向は現在でも変っていないだろう。
次に第二の通説、学生たちの論理的な思考能力は低下しているということの当否はどうか。ことしの東大二次試験で、はじめて論理式が採用されたが、採点にあたった教師たちの間で、この方式はいまの学生には荷が重すぎ、論理の展開に無理があるという声すら出たという。
こうした声はまったく感覚的なもので、過去のある時点と比較して、現在の学生の質が低下していると実証することは不可能である。
ただし、いまの学生をかりにマルクス(ヘーゲルでも、西田幾多郎でも、津田左右吉でもいい)だけを読む学生と、マルクスもマンガ(ニューロックでも、ゴ?ゴーでも、オトキチでもいい)も読む学生と、マンガだけを読む学生の三つに分類すれば、第一のグループは少なく、第二・第三のグループが圧倒的に多いことは、想像にかたくない。
旧制の大学生、その中でも帝国大学の学生は、第一グループがもっとも多かった。さらにその中でも、書物を通じて真理に到達することに、無上の生甲斐を感じる者が、大学教師になった。その人たちから見れば、行動先行、フィーリング先行の現代学生は、質が悪くなったと考えるのは無理もないだろう。だが、カタイ本を読みこなせる能力を身につけることによってのみ、真理に到達できるわけでもあるまい。学生運動、創作活動、登山、ゴーゴー、マンガを通してだって可能であろう。第三のグループがあながちダメな奴ともいい切れないのだ。
最近のマンガ学生は、旧世代にはなかった能力を身につけているのかもしれない。あるマンガ週刊誌の編集者は、「最近の子ども(学生を含む)は、ホンモノとニセモノを見分けるのが実に敏感になりましたね」と語っていた。一連の大学闘争を通じ、既成のアカデミズムの虚構が明らかになっだいま、高名の学者の著書だからといって、学生がありがたがったり、とびつかなくなったりしたのも、そのひとつの現れであろう。
また、マンガ家の真崎守氏は次のようにいう。「マンガなら、学生はなんでもいいというわけじゃなさそうだ。自分に合わせてマンガを選ぶ感覚が鋭い。学生というより若者ですがね」

大学に抵抗する武器
要するに、マンガを読む若者の方にも、主体性が出てきたというわけだろうか。これは情報の洪水の中で泳がされていた10年前と違って、テレビっ子であるがために身についた抵抗力といえるかもしれない。
真崎氏の指摘する若者の感覚からいえば、別に学生たちはマンガでなければならぬという理由はない。ロックにしても文学でも、映画でもよく、他にいくらでも考え出せるものだ。
マンガ学生が出てきたのは数年前のことだが、大学がマンガ学生を普遍化する構造になっているのは、それよりはるかに以前からだった。これが学生の大衆化といわれる現象である。すでに昭和26年、林達夫氏は「十字路に立つ大学」(『共産主義的人間』所収)の中で、次のように指摘している。
「大学の教師でいちばん滑稽なことの一つは、性懲りもなく4月の学期始めになると学生のことごとくが本格的な知識的熱意に燃え学問の蘊奥(うんおう)を極わめようとして教室に集ってくるという錯覚に陥ることである。……
しかし人間のすべてが考える器械ではない。体系的思考や論理的操作には甚だ不得手な別の心の型もある。ところで数としては案外に多い、そういう違った型の心の持ち主は、こういう思考型の支配する大学では、さっぱりその所を得ず、気乗りがせず、その機構の中で己れの能力を磨き出し、鍛え上げるてだてを有せず、多くの場合、その犠牲になってしまうのが、そのほとんどのすべてのものの運命ではなかろうか。……この点大学というところは……制度が人を逆支配し、不具にし、圧殺している一つの生きた実例である」
その「実例」は、いまなお「生き」ている。マンガは、それを読んでいる学生が意識していようがいまいが、現代の大学に抵抗する学生たちの武器のひとつになっているのではないだろうか。
(終)

【「カチューシャ」とウクライナ戦争】の紹介
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『「カチューシャ」とウクライナ戦争』(彩流社)定価2,200円 (税込)前田和男 著
日本では青春のラブソング、独ソ戦では戦時愛国歌謡、現在では北朝鮮兵士がロシアで歌うカチューシャの歴史を読み解く歌謡社会学

『昭和街場のはやり歌』(彩流社)の続編で、ロシア歌謡の「カチューシャ」からロシアのウクライナ侵攻の行方を読み解く試みです。
白井聡氏から推薦をしてもらいました。
たとえば、以下のエピソードから、ウクライナ侵攻の決着を占います。

▼「カチューシャ」はスターリン体制下で生まれ、ヒトラーとの壮絶な「大祖国戦争」を鼓舞した「軍歌」であり、「スターリンの死のオルガン」と恐れらたロケット砲の愛称でもあった。
▼2022年2月ロシアのウクライナ侵攻の半年前、東京五輪で「国歌」代わりに要求しIOCから「愛国的」として却下された歌、それは「カチューシャ」だった。
▼ウクライナ侵攻から1年1か月後の2023年3月22日、モスクワ中心部に近いルジニキ競技場に若者や軍人など20万人が参加してウクライナへの軍事行動を鼓舞する大規模集会が開催。その冒頭を飾ったのは兵士たちによる「カチューシャ」の大合唱であった。
▼「中国の人気歌手の王芳がロシアの攻撃で占領されて廃墟となったウクライナ東部のマリウポリ劇場を訪れ、『カチューシャ』を熱唱し、それをインターネットに投稿した」
▼2019年。「如意(ルーイー)」と「丁丁(ディンディン)」のつがいのパンダがモスクワ動物園へ。そして、ウクライナ侵攻がはじまって1年後の2023年に待望の赤子が誕生。翌2024年3月に般公開されたが、ここで着目すべきはその子の名前。なんと「カチューシャ」。これまで日本はもちろんロシアをふくむ世界の 国々に贈られた中国外交のシンボルは、その子供をふくめてすべて中国名。それは贈り主に配慮しての外交的辞令だが、中国政府はこれにクレームをつけるどころか、歓迎して同国メディ アでも報じられた。
▼さる6月上旬、ロシア国営テレビの女性レポーターが、現在ウクライナでもっとも戦闘が激しいと伝えられるクルクス州の最前線で訓練中の北朝鮮兵士を取材、戦闘中の意思疎通をはかるために 「朝露の会話 集」が作成されたと報告、ついでボルシチなどのロシア料理にもなれ、スマホで映画を見放題で満 足しているという兵士のコメントを紹介し終わると、北朝鮮兵がいきなり「カチューシャ」を朝鮮語でうたいだした。

【お知らせ その1】
「続・全共闘白書」サイトで読む「知られざる学園闘争」
●1968-69全国学園闘争アーカイブス
このページでは、当時の全国学園闘争に関するブログ記事を掲載しています。
大学だけでなく高校闘争の記事もありますのでご覧ください。
現在17大学9高校1専門学校の記事を掲載しています。


●学園闘争 記録されるべき記憶/知られざる記録
このペ-ジでは、「続・全共闘白書」のアンケートに協力いただいた方などから寄せられた投稿や資料を掲載しています。
「知られざる闘争」の記録です。
現在16校の投稿と資料を掲載しています。


【お知らせ その2】
ブログは概ね2~3週間で更新しています。
次回は8月22日(金)に更新予定です。

今回のブログは、2025年4月5日に開催した明大土曜会での酒井杏郎さんのお話である。酒井さんは日大全共闘副議長・同法学部闘争委員会委員長である。前半は日大闘争と明治大学との関わりについての「裏話」、後半は酒井さんが代表を務めておられる「全共闘ビレッジ」についての説明と協力要請があった。
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1.日大闘争と明治大学との関わりについての「裏話」
酒井さん
病気で身体が動かなくなってしまったので、座ったままで話します。
明大の方にはいろいろとお世話になりました。
思えば、もう40年も50年も経っていますけれど、皆さんはご存じないだろうけれど、明治大学は日大の全共闘運動をかなりの力で押していました。誰も知らない話を私がします。
明治大学が私たちの泊まる場所でした。
クラス討論も何もやったことがない状況の時に、私の研究部に明治大学の人がスピーカーを持ってきてくれて、それを隠して持って行うこと考えた。
泊まる場所は明治大学の学生会館の階段。そこに寝泊まりして、朝学校に行ってクラス討論をやる。ところが私たちは運動をやったことがない。どのようにしてクラス討論をやるのか知らないから、授業が終わったところに行ってクラス討論をやろうとすると、皆帰ってしまうという状態です。その時に明治大学の人が「それは違う。授業の前に、この授業を返上して討論会をやるべきだ」と教えてくれた。「なるほど、そうか」と思って、我々はそういう風にやるようになったんです。
日大闘争では、私は法学部の闘争委員会の委員長をやっていました。毎日11時30分から3号館の前で集会をやるということをやっていて、右翼が来たり、大学の教授に「酒井は学生指導課に出頭せよ」という呼び出しの紙が貼られたりした。学生指導課に行くと、たいてい「親が泣いている」とか「お前は私が入れてやったんだから今度はクビにしてやる」とか、いろいろなことを言って大学を辞めさせる。運動はそれで終わるわけ。
私は11時30分から喋っていたら、日大当局はこれで終わりにしようと思ったんだろうけれど、杉山という教授が私を指名して「出頭せよ」と言ってきたわけです。出頭して「何を言っているんだ。お前は裏口入学金を取っていったんじゃないか」と言ったら、彼は引っ込んでいきました。
明治大学に泊まっていて、6月11日にいよいよバリケードを組むということを決めて、それも右翼との対峙があるだろうということで、右翼との対峙を芸術学部の岩淵に頼んで、法学部の学生は武装していないので、ヘルメットは被ってゲバ棒は持っているけれどきちんと叩き出すということが出来ないので、芸術学部の25人くらいが泊まり込むことを決めて、「酒井、俺がやってやるから心配するな」と言ってくれた。
この6月11日に法学部はストライキに入ったんですけれども、日大の全共闘は非常に面白いところがあって、明治大学では斉藤君(斉藤克彦全学連委員長)がクビになったけれども、投票して、投票権を持った人がまた推薦することによって委員長になる。ところが日大ではそんなことやってられない。日大の法学部の自治会は自由民主党の支部になっているくらいですから、どうにもならないので、路上で「今日から私が法学部闘争委員会の委員長をやります。ところで提案だけれども、これ以上外で集会をやっていても埒が明かないからバリケードを組もうと思う」と言ったら、ワーッ。「よしやろう」と言ったらワーッ。
実はその時に明治大学に世話になっている。毎晩泊まりに行っていると、お茶を汲んでくれたり、ジュースを出してくれたりしていたんですね。具体的に言うと、明大生協の責任者に頼みに行かないと無理だと思って頼みに行って、「6月11日にバリケードを組むから、バリケードを組んだことのある奴を何人かよこして欲しい」という話と「金が一銭もない。自治会を取っているわけでもない、サークルを押さえているわけでもない。金は親からの仕送りしかない。金が無いから何とか」と言ったら明大生協が出してくれた。それは誰も知らない話です。針金と、それをクルクルっと回す先が尖った棒がありますよね。それをかなりの数入れてくれたんです。そういうのがあります。ありがとうございます。
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(『叛逆のバリケード』」より転載)
ご存じのように、9月30日に大衆団交をやりました。これも大変な問題で、前もって秋田君と2人で様子を見に行ったんですが、かなり難しいところに来ていると。それは大学当局が全共闘を批判する話をするわけです。酒井と秋田が古田に会ってボス交するなということで右翼の学生が集会を開くと。ボス交してはいけないと。その集会を9月30日に日大講堂で、両国の元相撲の場所ですけれども、その日大講堂で集会をやると。それは右翼の連中が集まってやっているわけです。父兄会も出て来た。古田があそこで大衆団交をやろうという話をしたわけです。
私はその時の立場としては、全学共闘会議の法学部闘争委員長兼副議長ということになっています。今問題になっている統一教会は、私たちが学生の頃はサークルを持ってやっていた。ですから結構おおっぴらにやっていた。統一教会が、ある時秋田に会いに来た。「秋田君に会わせて欲しい」と言っているのがいる、ということで経済学の前で門番をやっている学生が法学部の私のところに来て「何とかしてくれ」と言うから行ったら、小宮山という男がいるわけです。これがものすごく熱心で、いかにも全共闘を応援しているという話をするんです。結構本当のことを喋るんですね。「あんた何でこんなところに来るんだ」と言ったら、「S銀行から頼まれている」とはっきり言うんですね。日大は独立採算制の学校だから、法学部は法学部の予算を持ってやっている。ところが入学金だけはS銀行が全部集める。ものすごい金額ですね、表の金だけど。だからS銀行から頼まれたと。全共闘運動の内実を見て欲しいという。その小宮山という統一教会の男は何回も来ていて、ある日、「秋田君は風邪をひいて寝ている」と嘘を言ったわけ。そうしたら「ああそうですか」と言って帰って、1時間後に来て私を呼び出して、新聞紙に包んだ何かを「これを秋田さんに飲ませてください」と言うので「何だ」と言ったら、「これで風邪はいっぺんに治ります」と言うわけです。「そんなわけの分からないものを飲ませて死んだらどうするんだ」と言ったら、小宮山が新聞紙を広げてパクッと食べた。それは何かと言うと、イモリの黒焼き。脚と頭があって、それを黒焼きにしてある。それで彼が言ったのは「古田さんは大衆団交に出る気がある」ということを言うわけです。命の保証をする必要がある。それをやってくれれば、出たくないと言っている理事に対して「殺されるわけじゃない」と言って、その保証を取ったということで、古田さんは大衆団交に出るという話をしたわけです。「命を保証するというのはどうしたらいいんだ」と聞いたら、「顔を見てくれればいい、それでいいんだ」と言うんです。秋田に「どうする」と言ったら、だいぶ考えてから「行こう」ということで、夜白山通りをタクシーで行って、大きな和風の家の前に着いて、そこに入ったら8人くらい爺さんがいて、みんな理事。壁には日大に関係した明治の政治家とか大正の政治家の写真とか絵が飾ってあった。みんな座ってくたびれた顔をしているんです。顔を見て帰ればいいというので、秋田と2人でおじぎをしながら顔を見たら統一教会の男がいて、「いやーよかった。来てもらって。朝8時に来て待っていた」と言うんです。私ら8時と言うと朝は寝ているから当然夜の8時だと思って夜の8時に行ったら、「先生たちは微動だにせず座ってここで待っていた」と言うから、これはすごいと思って「これで帰ります」と秋田と出て、すぐに「大衆団交ができる。そうなれば我々が勝てる」と話をして帰ったわけです。
そして、各党派も含めて上の人に全部話して、私は中核に近かったので、清水丈夫に話に行っています。9月30日の大衆団交を経済学部の前で要求している。だけれども、全共闘は両国講堂でやることを決めるのは間違いないだろうと思った。古田が仕掛けた案はどういうことかと言うと、そこに反古田派の永田菊四郎というナンバー2が、全共闘を潰せという集会を朝10時から開いているわけです。それを知っている古田は、そこに設定して「昼からやろう」と言い出した。すなわち自分を突き落とそうとする永田菊四郎を全共闘を使って叩き出すという作戦を持っているわけで、古田重二良というのは日本会議の筆頭で、佐藤栄作が責任者だけど、毎年2億円の金を集めて(日本会議に)入れていた。割と政治的な動きをする人だったみたいで、集会(大衆団交)が始まると同時に、「何故永田菊四郎は来ないんだ。何故あの人間は来ないんだ」と言うと「俺は知らん。俺は来いと言ったが来ない。俺の責任じゃない」と言った。みんなに本当のことを伝えたいと思う。
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(『叛逆のバリケード』」より転載)
そこで明治大学が出てくるんです。私は頼みに行った。「大衆団交をやるから何か支援をして欲しい」と言ったら、明大生協のトップが「じゃあコカコーラを入れてやる」ということで、それはどういうことかと言うと、右翼が10時から集会をやっているところへコカコーラを入れる。それを全共闘が売れと。金は自分たちで使え。もし右翼とぶつかったらそのコカコーラを投げろという話なんです。そういうことで、両国講堂にはコカコーラが山ほど積まれた。結構明治大学の生協はお金があったんだろうと思います。

参加者
そういうことが好きな人がいた。篠田さん。

酒井さん
私は「日大に生協を作りたい」と言ったら、彼は「生協を作る時は呼んでくれ」と言った。明大生協に法政大の中核の小林君というのが修行に行っていた。生協を法政に作ろうと考えていたみたい。そういうのを明大生協が受け入れていたんですね。

参加者
篠田さんは清水丈夫とか、60年安保の友達だから、そういう交流はあったと思います。

2.「全共闘ビレッジ」の説明と協力要請(文末の資料参照)
酒井さん
そんなわけでいろんなことがありました。
いろいろ考えて、この際全共闘運動の締めくくりをちゃんとやろうと。どうせ我々はあと4,5年で死ぬことは間違いない。心臓の手術をして死ぬかもしれないと言う人もいるし、そういう人が結構いるんですね。そういう人が住める家を作ろうということで「全共闘ビレッジ」という組織、これは俗名ですけれど、本当は一般社団法人オークビレッジという名前です。オークは樹ですけれども、秋田明大の自動車工場が「くすの木自動車工場」という名前なんです。それで私はこのビレッジを「オークビレッジ」と名乗って始めました。
皆さんにお願いなのは、これに会員として入会していただきたい。明治大学であろうが、どこの大学であろうが、一人で暮らして寂しい思いをしている人は、ここに来て、心豊かに静かにおいしいものを食べて、ゆっくり暮らしてくれというのが私たちの考えです。そういうものを作ろうと考えています。親兄弟と別れて厳しい生活をしている人が結構いるということです。そういう人をしっかりフォローできるものとして、このオークビレッジを作り上げました。一般社団法人にしたのは、世の中にあまり対抗する形ではなくて、世の中に作り込んで生活ができればいいじゃないかと思っています。江田島市から買い取りをしたんですが、この間呼び出しがかかって「あんたらオークビレッジと呼ばないで全共闘ビレッジと呼んでいるそうだが、これは止めてくれ。そのうち問題が起きると解決しなくなる」と言うので、私は「江田島市の名前をあんたら変えることができるか」と話をして変えないことにしました。
資料の中に建物の案が2つあります。これからみんなで話し合って決めます。一つは木造で、もう一つはコンンクリートブロック。いずれもオークビレッジを応援している日大生の人が作りました。明治大学の人も入ってもらって、一緒に活動していただきたいと思います。
目標金額は6千万円です。まずは千人の会員を集めたい。年会費が3千円です。今のところ2,250万円のお金が集まりました。工事を行う会社ほぼ決めました。
どうぞ会員になってください。

3.代島監督の本『きみが死んだあとで』への抗議
もう一つ、映画監督の代島治彦監督を批判する本を作りました。彼が10・8羽田闘争の映画『きみが死んだあとで』を作って、同名の本を出したんです。その中に私酒井が運転した車が(山﨑博昭君を)轢き殺したと思える文章が何故か入っているわけです。「自分が轢き殺したと思ってゾッとする」という私の感情まで勝手に書いてる。それで私は頭に来て、こいつを叩き落としてやろうと思っています。
前田和男さんなどが、60年代後半の学生運動が何故引き継がれていないのかとか、本質的な問題を学問的に追及しています。その本が出ますので、ご覧になって下さい。
日大闘争というのは100くらい面白い話があります。聞きたい人は私を呼び出してください。いつでもお話します。

<当日配布された資料>
明治大学のみなさまへのお願い
会員登録へのアクションを、今すぐ、ぜひ!
全共闘ビレッジの実現をめざして! 一緒に闘った人!応援してくれた人!も、ぜひ!

当初から、全共闘ビレッジの実現が容易なことだとは思っていなかったものの、建築資材の高騰、人件費の高騰など、予測以上の資金的な難題が、次々降りかかり、計画が遅延している。
そこで、いま、われわれがすべきことは、強固な地固めでしよう。
第一陣のコア会員をしっかり固めて、ベースづくりをし、スタートの形を整えることではないかと思います。
そのうえで、会員増をはかるベく、みなで知恵をしぼっていきたいものです。
今後の運営において、会員増の推進はわれわれの必須の命題です。
たとえば、全共闘ビレッジの会員が1,000人に増えたら、資金不足に悩むわれわれにとって、かなり強力な支援になることは間違いなしです。
最初の目標は、会員を1,000人にすることであり、その年会費は活動資金の補填と同時に、われわれが創りあげるシェアハウスで暮らす仲間の負担を軽減してくれる資金になります。
一般会員の年会費を、一口 3,000円の低額に設定したのは、かつて大学の大衆団交に集まった人々にこの活動を理解し、広く支援してほしいと思ったからです。
もしも半世紀をへて、3万人を超える人々が会員になってくれれば、なんと1億円にのぼります。1,000人から2,000人、3,000人に到達ーこれが全共闘の力と信じたいのです。
夢のような話?でしようか。いや、やってみなきやわからないものです。
ちなみに、私自身は年会費30,000円を選びました。
ぜひ会員登録をしていただきたい!
この事業は、たんに住まいとしての場の提供が目的ではなく、あくまでも自律・自立するためのビレッジであり続けたいという理念があります。だから、働く場所の提供も準備しています。
一人ひとりの年会費による支援が、明日のわれわれの活力になります!
なお、続々と会員が広がりつつあり、多くの会員の方々から寄付金・会費をいただきました。4月1日現在で集針すると2,225万3千円! ! !しかし、まだまだ、足りない!

<全共闘ビレッジ(江田島)進捗のご報告>
江田島に土地は取得したものの、この地には軽自動車しか通れないことが判明した。
道路拡張には約200万円の工事費が想定される。車両が入れる道路の確保は必須のため、取得した土地面積から道路を割り当てることになろう。

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一方で、いいニュースもある。全共闘ビレッジのHPを作成し、近日中にアップ予定だ。そんな最中、江田島市から、「全共闘ビレッジ」の名称を変更してはどうかとの提案があった。
急ぎ、市役所に私酒井は向かった。どうも市民から寄せられた声で、市からは穏便に建設が進み、その後も住みやすいようにとの配慮からのようだ。役員の一部からは、ここで生活しやすいよう「全共闘ビレッジ」という名称にこだわる必要はないとの見解もあり、継続して検討したい。
さらに、江田島市企画による花火大会に、20万円の協賛を申し出たところ、市は大歓迎(貼付のお礼メール、参考まで)であった。
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「全共闘ビレッジ」が地域住民に受け入れられつつある感触を受けた。やはり、今後も地縁は大事にしていきたいと思う。全共闘ビレッジの建設~竣工には、まだ時間を要しそうだ。その間にできることは、積極的に取り組んでいきたいと思う。
花火大会の寄付は「全共闘ビレッジ」ではなく「オークビレッジ」とすることも考えられる。
以下の写真は、「全共闘ビレヅジ」の建設予定地の土地です。

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最後に、シェアハウス活動を夢のままで終わらせたくないという思いが、日増しに強まってきている中、設計に関し、二つの案がある。みなさんの“声”も聞きながら、決めていきたい。
案1は鉄筋で、案2は木造であり、建築コストは明記しないが、相応と想定して意見をききたい。

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2025年4月吉日
一般社団法人オークビレッジ
代表酒井杏郎

ビレッジサポーター会員募集
●一般会員       3,000円
●プレミアム会員  以下の3コースからお選びください。
・10,000円
・30,000円
・100,000円

※会員の入退会は自由にできます。
 年会費の金額も変更できます。

会員に対する特典や謝礼ほか、細則はまだ決定していませんが、今後ホームページなどを通じて一般募集する際には必要となりますので、しばらくお待ちください。
●「全共闘ビレッジ」ホームページ
https://www.zenkyotov.com


【『ただいまリハビリ中 ガザ虐殺を怒る日々』の紹介】
重信房子さんの新刊本です!
『ただいまリハビリ中 ガザ虐殺を怒る日々』(創出版)2024年12月20日刊行
本体:1870円(税込)
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「創出版」のリンクはこちらです。

昔、元日本赤軍最高幹部としてパレスチナに渡り、その後の投獄を含めて50年ぶりに市民社会に復帰。見るもの聞くもの初めてで、パッケージの開け方から初体験という著者がこの2年間、どんな生活を送って何を感じたか。50年ぶりに盆踊りに参加したといった話でつづられる読み物として楽しめる本です。しかもこの1年間のガザ虐殺については、著者ならではの記述になっています。元革命家の「今浦島」生活という独特の内容と、今話題になっているガザの問題という、2つのテーマをもったユニークな本です。

目次
はじめに
序章 50年ぶりの市民生活
第1章 出所後の生活
53年ぶりの反戦市民集会/関西での再会と初の歌会/小学校の校庭で/52年ぶりの巷の師走/戦うパレスチナの友人たち/リハビリの春
第2章 パレスチナ情勢
救援連絡センター総会に参加して/再び5月を迎えて/リッダ闘争51周年記念集会/お墓参り/短歌・月光塾合評会で/リビアの洪水
第3章 ガザの虐殺
殺すな!今こそパレスチナ・イスラエル問題の解決を!/これは戦争ではなく第二のナクバ・民族浄化/パレスチナ人民連帯国際デー/新年を迎えて/ネタニヤフ首相のラファ地上攻撃宣言に抗して/国際女性の日に/断食月(ラマダン)に/イスラエルのジェノサイド/パレスチナでの集団虐殺/パレスチナに平和を!
特別篇 獄中日記より
大阪医療刑務所での初めてのがん手術[2008年12月~10年2月]
大腸に新たな腫瘍が見つかった[2016年2月~4月]
約1年前から行われた出所への準備[2021年7月~22年5月]

【『新左翼・過激派全書』の紹介】
ー1968年以降から現在までー
好評につき3刷!
有坂賢吾著 定価4,950円(税込み)
作品社 2024年10月31日刊行

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「模索舎」のリンクはこちらです。

(作品社サイトより)
かつて盛んであった学生運動と過激派セクト。
【内容】
中核派、革マル派、ブント、解放派、連合赤軍……って何?
かつて、盛んであった、学生運動と過激な運動。本書は、詳細にもろもろ党派ごとに紹介する書籍である。あるセクトがいつ結成され、どうして分裂し、その後、どう改称し・消滅していったのか。「運動」など全く経験したことがない1991年(平成)生まれの視点から収集された次世代への歴史と記憶(アーカイブ)である。
貴重な資料を駆使し解説する決定版
ココでしか見られない口絵+写真+資料、数百点以上収録
《本書の特徴》
・あくまでも平成生まれの、どの組織ともしがらみがない著者の立場からの記述。
・「総合的、俯瞰的」新左翼党派の基本的な情報を完全収録。
・また著者のこだわりとして、写真や図版を多く用い、機関紙誌についても題字や書影など視覚的な史料を豊富に掲載することにも重きを置いた。
・さらに主要な声明や規約などもなるべく収録し、資料集としての機能も持たせようと試みた。
・もちろん貴重なヘルメット、図版なども大々的に収録!

【お知らせ その1】
「続・全共闘白書」サイトで読む「知られざる学園闘争」
●1968-69全国学園闘争アーカイブス
このページでは、当時の全国学園闘争に関するブログ記事を掲載しています。
大学だけでなく高校闘争の記事もありますのでご覧ください。
現在17大学9高校の記事を掲載しています。


●学園闘争 記録されるべき記憶/知られざる記録
このペ-ジでは、「続・全共闘白書」のアンケートに協力いただいた方などから寄せられた投稿や資料を掲載しています。
「知られざる闘争」の記録です。
現在16校の投稿と資料を掲載しています。


【お知らせ その2】
ブログは概ね2~3週間で更新しています。
次回は7月25日(金)に更新予定です。

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