今回のブログは、2025年4月5日に開催した明大土曜会での酒井杏郎さんのお話である。酒井さんは日大全共闘副議長・同法学部闘争委員会委員長である。前半は日大闘争と明治大学との関わりについての「裏話」、後半は酒井さんが代表を務めておられる「全共闘ビレッジ」についての説明と協力要請があった。
1.日大闘争と明治大学との関わりについての「裏話」
酒井さん
病気で身体が動かなくなってしまったので、座ったままで話します。
明大の方にはいろいろとお世話になりました。
思えば、もう40年も50年も経っていますけれど、皆さんはご存じないだろうけれど、明治大学は日大の全共闘運動をかなりの力で押していました。誰も知らない話を私がします。
明治大学が私たちの泊まる場所でした。
クラス討論も何もやったことがない状況の時に、私の研究部に明治大学の人がスピーカーを持ってきてくれて、それを隠して持って行うこと考えた。
泊まる場所は明治大学の学生会館の階段。そこに寝泊まりして、朝学校に行ってクラス討論をやる。ところが私たちは運動をやったことがない。どのようにしてクラス討論をやるのか知らないから、授業が終わったところに行ってクラス討論をやろうとすると、皆帰ってしまうという状態です。その時に明治大学の人が「それは違う。授業の前に、この授業を返上して討論会をやるべきだ」と教えてくれた。「なるほど、そうか」と思って、我々はそういう風にやるようになったんです。
日大闘争では、私は法学部の闘争委員会の委員長をやっていました。毎日11時30分から3号館の前で集会をやるということをやっていて、右翼が来たり、大学の教授に「酒井は学生指導課に出頭せよ」という呼び出しの紙が貼られたりした。学生指導課に行くと、たいてい「親が泣いている」とか「お前は私が入れてやったんだから今度はクビにしてやる」とか、いろいろなことを言って大学を辞めさせる。運動はそれで終わるわけ。
私は11時30分から喋っていたら、日大当局はこれで終わりにしようと思ったんだろうけれど、杉山という教授が私を指名して「出頭せよ」と言ってきたわけです。出頭して「何を言っているんだ。お前は裏口入学金を取っていったんじゃないか」と言ったら、彼は引っ込んでいきました。
明治大学に泊まっていて、6月11日にいよいよバリケードを組むということを決めて、それも右翼との対峙があるだろうということで、右翼との対峙を芸術学部の岩淵に頼んで、法学部の学生は武装していないので、ヘルメットは被ってゲバ棒は持っているけれどきちんと叩き出すということが出来ないので、芸術学部の25人くらいが泊まり込むことを決めて、「酒井、俺がやってやるから心配するな」と言ってくれた。
この6月11日に法学部はストライキに入ったんですけれども、日大の全共闘は非常に面白いところがあって、明治大学では斉藤君(斉藤克彦全学連委員長)がクビになったけれども、投票して、投票権を持った人がまた推薦することによって委員長になる。ところが日大ではそんなことやってられない。日大の法学部の自治会は自由民主党の支部になっているくらいですから、どうにもならないので、路上で「今日から私が法学部闘争委員会の委員長をやります。ところで提案だけれども、これ以上外で集会をやっていても埒が明かないからバリケードを組もうと思う」と言ったら、ワーッ。「よしやろう」と言ったらワーッ。
実はその時に明治大学に世話になっている。毎晩泊まりに行っていると、お茶を汲んでくれたり、ジュースを出してくれたりしていたんですね。具体的に言うと、明大生協の責任者に頼みに行かないと無理だと思って頼みに行って、「6月11日にバリケードを組むから、バリケードを組んだことのある奴を何人かよこして欲しい」という話と「金が一銭もない。自治会を取っているわけでもない、サークルを押さえているわけでもない。金は親からの仕送りしかない。金が無いから何とか」と言ったら明大生協が出してくれた。それは誰も知らない話です。針金と、それをクルクルっと回す先が尖った棒がありますよね。それをかなりの数入れてくれたんです。そういうのがあります。ありがとうございます。
ご存じのように、9月30日に大衆団交をやりました。これも大変な問題で、前もって秋田君と2人で様子を見に行ったんですが、かなり難しいところに来ていると。それは大学当局が全共闘を批判する話をするわけです。酒井と秋田が古田に会ってボス交するなということで右翼の学生が集会を開くと。ボス交してはいけないと。その集会を9月30日に日大講堂で、両国の元相撲の場所ですけれども、その日大講堂で集会をやると。それは右翼の連中が集まってやっているわけです。父兄会も出て来た。古田があそこで大衆団交をやろうという話をしたわけです。
私はその時の立場としては、全学共闘会議の法学部闘争委員長兼副議長ということになっています。今問題になっている統一教会は、私たちが学生の頃はサークルを持ってやっていた。ですから結構おおっぴらにやっていた。統一教会が、ある時秋田に会いに来た。「秋田君に会わせて欲しい」と言っているのがいる、ということで経済学の前で門番をやっている学生が法学部の私のところに来て「何とかしてくれ」と言うから行ったら、小宮山という男がいるわけです。これがものすごく熱心で、いかにも全共闘を応援しているという話をするんです。結構本当のことを喋るんですね。「あんた何でこんなところに来るんだ」と言ったら、「S銀行から頼まれている」とはっきり言うんですね。日大は独立採算制の学校だから、法学部は法学部の予算を持ってやっている。ところが入学金だけはS銀行が全部集める。ものすごい金額ですね、表の金だけど。だからS銀行から頼まれたと。全共闘運動の内実を見て欲しいという。その小宮山という統一教会の男は何回も来ていて、ある日、「秋田君は風邪をひいて寝ている」と嘘を言ったわけ。そうしたら「ああそうですか」と言って帰って、1時間後に来て私を呼び出して、新聞紙に包んだ何かを「これを秋田さんに飲ませてください」と言うので「何だ」と言ったら、「これで風邪はいっぺんに治ります」と言うわけです。「そんなわけの分からないものを飲ませて死んだらどうするんだ」と言ったら、小宮山が新聞紙を広げてパクッと食べた。それは何かと言うと、イモリの黒焼き。脚と頭があって、それを黒焼きにしてある。それで彼が言ったのは「古田さんは大衆団交に出る気がある」ということを言うわけです。命の保証をする必要がある。それをやってくれれば、出たくないと言っている理事に対して「殺されるわけじゃない」と言って、その保証を取ったということで、古田さんは大衆団交に出るという話をしたわけです。「命を保証するというのはどうしたらいいんだ」と聞いたら、「顔を見てくれればいい、それでいいんだ」と言うんです。秋田に「どうする」と言ったら、だいぶ考えてから「行こう」ということで、夜白山通りをタクシーで行って、大きな和風の家の前に着いて、そこに入ったら8人くらい爺さんがいて、みんな理事。壁には日大に関係した明治の政治家とか大正の政治家の写真とか絵が飾ってあった。みんな座ってくたびれた顔をしているんです。顔を見て帰ればいいというので、秋田と2人でおじぎをしながら顔を見たら統一教会の男がいて、「いやーよかった。来てもらって。朝8時に来て待っていた」と言うんです。私ら8時と言うと朝は寝ているから当然夜の8時だと思って夜の8時に行ったら、「先生たちは微動だにせず座ってここで待っていた」と言うから、これはすごいと思って「これで帰ります」と秋田と出て、すぐに「大衆団交ができる。そうなれば我々が勝てる」と話をして帰ったわけです。
そして、各党派も含めて上の人に全部話して、私は中核に近かったので、清水丈夫に話に行っています。9月30日の大衆団交を経済学部の前で要求している。だけれども、全共闘は両国講堂でやることを決めるのは間違いないだろうと思った。古田が仕掛けた案はどういうことかと言うと、そこに反古田派の永田菊四郎というナンバー2が、全共闘を潰せという集会を朝10時から開いているわけです。それを知っている古田は、そこに設定して「昼からやろう」と言い出した。すなわち自分を突き落とそうとする永田菊四郎を全共闘を使って叩き出すという作戦を持っているわけで、古田重二良というのは日本会議の筆頭で、佐藤栄作が責任者だけど、毎年2億円の金を集めて(日本会議に)入れていた。割と政治的な動きをする人だったみたいで、集会(大衆団交)が始まると同時に、「何故永田菊四郎は来ないんだ。何故あの人間は来ないんだ」と言うと「俺は知らん。俺は来いと言ったが来ない。俺の責任じゃない」と言った。みんなに本当のことを伝えたいと思う。
そこで明治大学が出てくるんです。私は頼みに行った。「大衆団交をやるから何か支援をして欲しい」と言ったら、明大生協のトップが「じゃあコカコーラを入れてやる」ということで、それはどういうことかと言うと、右翼が10時から集会をやっているところへコカコーラを入れる。それを全共闘が売れと。金は自分たちで使え。もし右翼とぶつかったらそのコカコーラを投げろという話なんです。そういうことで、両国講堂にはコカコーラが山ほど積まれた。結構明治大学の生協はお金があったんだろうと思います。
参加者
そういうことが好きな人がいた。篠田さん。
酒井さん
私は「日大に生協を作りたい」と言ったら、彼は「生協を作る時は呼んでくれ」と言った。明大生協に法政大の中核の小林君というのが修行に行っていた。生協を法政に作ろうと考えていたみたい。そういうのを明大生協が受け入れていたんですね。
参加者
篠田さんは清水丈夫とか、60年安保の友達だから、そういう交流はあったと思います。
2.「全共闘ビレッジ」の説明と協力要請(文末の資料参照)
酒井さん
そんなわけでいろんなことがありました。
いろいろ考えて、この際全共闘運動の締めくくりをちゃんとやろうと。どうせ我々はあと4,5年で死ぬことは間違いない。心臓の手術をして死ぬかもしれないと言う人もいるし、そういう人が結構いるんですね。そういう人が住める家を作ろうということで「全共闘ビレッジ」という組織、これは俗名ですけれど、本当は一般社団法人オークビレッジという名前です。オークは樹ですけれども、秋田明大の自動車工場が「くすの木自動車工場」という名前なんです。それで私はこのビレッジを「オークビレッジ」と名乗って始めました。
皆さんにお願いなのは、これに会員として入会していただきたい。明治大学であろうが、どこの大学であろうが、一人で暮らして寂しい思いをしている人は、ここに来て、心豊かに静かにおいしいものを食べて、ゆっくり暮らしてくれというのが私たちの考えです。そういうものを作ろうと考えています。親兄弟と別れて厳しい生活をしている人が結構いるということです。そういう人をしっかりフォローできるものとして、このオークビレッジを作り上げました。一般社団法人にしたのは、世の中にあまり対抗する形ではなくて、世の中に作り込んで生活ができればいいじゃないかと思っています。江田島市から買い取りをしたんですが、この間呼び出しがかかって「あんたらオークビレッジと呼ばないで全共闘ビレッジと呼んでいるそうだが、これは止めてくれ。そのうち問題が起きると解決しなくなる」と言うので、私は「江田島市の名前をあんたら変えることができるか」と話をして変えないことにしました。
資料の中に建物の案が2つあります。これからみんなで話し合って決めます。一つは木造で、もう一つはコンンクリートブロック。いずれもオークビレッジを応援している日大生の人が作りました。明治大学の人も入ってもらって、一緒に活動していただきたいと思います。
目標金額は6千万円です。まずは千人の会員を集めたい。年会費が3千円です。今のところ2,250万円のお金が集まりました。工事を行う会社ほぼ決めました。
どうぞ会員になってください。
3.代島監督の本『きみが死んだあとで』への抗議
もう一つ、映画監督の代島治彦監督を批判する本を作りました。彼が10・8羽田闘争の映画『きみが死んだあとで』を作って、同名の本を出したんです。その中に私酒井が運転した車が(山﨑博昭君を)轢き殺したと思える文章が何故か入っているわけです。「自分が轢き殺したと思ってゾッとする」という私の感情まで勝手に書いてる。それで私は頭に来て、こいつを叩き落としてやろうと思っています。
前田和男さんなどが、60年代後半の学生運動が何故引き継がれていないのかとか、本質的な問題を学問的に追及しています。その本が出ますので、ご覧になって下さい。
日大闘争というのは100くらい面白い話があります。聞きたい人は私を呼び出してください。いつでもお話します。
<当日配布された資料>
明治大学のみなさまへのお願い
会員登録へのアクションを、今すぐ、ぜひ!
全共闘ビレッジの実現をめざして! 一緒に闘った人!応援してくれた人!も、ぜひ!
当初から、全共闘ビレッジの実現が容易なことだとは思っていなかったものの、建築資材の高騰、人件費の高騰など、予測以上の資金的な難題が、次々降りかかり、計画が遅延している。
そこで、いま、われわれがすべきことは、強固な地固めでしよう。
第一陣のコア会員をしっかり固めて、ベースづくりをし、スタートの形を整えることではないかと思います。
そのうえで、会員増をはかるベく、みなで知恵をしぼっていきたいものです。
今後の運営において、会員増の推進はわれわれの必須の命題です。
たとえば、全共闘ビレッジの会員が1,000人に増えたら、資金不足に悩むわれわれにとって、かなり強力な支援になることは間違いなしです。
最初の目標は、会員を1,000人にすることであり、その年会費は活動資金の補填と同時に、われわれが創りあげるシェアハウスで暮らす仲間の負担を軽減してくれる資金になります。
一般会員の年会費を、一口 3,000円の低額に設定したのは、かつて大学の大衆団交に集まった人々にこの活動を理解し、広く支援してほしいと思ったからです。
もしも半世紀をへて、3万人を超える人々が会員になってくれれば、なんと1億円にのぼります。1,000人から2,000人、3,000人に到達ーこれが全共闘の力と信じたいのです。
夢のような話?でしようか。いや、やってみなきやわからないものです。
ちなみに、私自身は年会費30,000円を選びました。
ぜひ会員登録をしていただきたい!
この事業は、たんに住まいとしての場の提供が目的ではなく、あくまでも自律・自立するためのビレッジであり続けたいという理念があります。だから、働く場所の提供も準備しています。
一人ひとりの年会費による支援が、明日のわれわれの活力になります!
なお、続々と会員が広がりつつあり、多くの会員の方々から寄付金・会費をいただきました。4月1日現在で集針すると2,225万3千円! ! !しかし、まだまだ、足りない!
<全共闘ビレッジ(江田島)進捗のご報告>
江田島に土地は取得したものの、この地には軽自動車しか通れないことが判明した。
一方で、いいニュースもある。全共闘ビレッジのHPを作成し、近日中にアップ予定だ。そんな最中、江田島市から、「全共闘ビレッジ」の名称を変更してはどうかとの提案があった。
急ぎ、市役所に私酒井は向かった。どうも市民から寄せられた声で、市からは穏便に建設が進み、その後も住みやすいようにとの配慮からのようだ。役員の一部からは、ここで生活しやすいよう「全共闘ビレッジ」という名称にこだわる必要はないとの見解もあり、継続して検討したい。
さらに、江田島市企画による花火大会に、20万円の協賛を申し出たところ、市は大歓迎(貼付のお礼メール、参考まで)であった。


「全共闘ビレッジ」が地域住民に受け入れられつつある感触を受けた。やはり、今後も地縁は大事にしていきたいと思う。全共闘ビレッジの建設~竣工には、まだ時間を要しそうだ。その間にできることは、積極的に取り組んでいきたいと思う。


「全共闘ビレッジ」が地域住民に受け入れられつつある感触を受けた。やはり、今後も地縁は大事にしていきたいと思う。全共闘ビレッジの建設~竣工には、まだ時間を要しそうだ。その間にできることは、積極的に取り組んでいきたいと思う。
花火大会の寄付は「全共闘ビレッジ」ではなく「オークビレッジ」とすることも考えられる。
最後に、シェアハウス活動を夢のままで終わらせたくないという思いが、日増しに強まってきている中、設計に関し、二つの案がある。みなさんの“声”も聞きながら、決めていきたい。
2025年4月吉日
一般社団法人オークビレッジ
代表酒井杏郎
ビレッジサポーター会員募集
●一般会員 3,000円
●プレミアム会員 以下の3コースからお選びください。
・10,000円
・30,000円
・100,000円
※会員の入退会は自由にできます。
年会費の金額も変更できます。
会員に対する特典や謝礼ほか、細則はまだ決定していませんが、今後ホームページなどを通じて一般募集する際には必要となりますので、しばらくお待ちください。
●「全共闘ビレッジ」ホームページ
https://www.zenkyotov.com
【『ただいまリハビリ中 ガザ虐殺を怒る日々』の紹介】
重信房子さんの新刊本です!
『ただいまリハビリ中 ガザ虐殺を怒る日々』(創出版)2024年12月20日刊行
「創出版」のリンクはこちらです。
昔、元日本赤軍最高幹部としてパレスチナに渡り、その後の投獄を含めて50年ぶりに市民社会に復帰。見るもの聞くもの初めてで、パッケージの開け方から初体験という著者がこの2年間、どんな生活を送って何を感じたか。50年ぶりに盆踊りに参加したといった話でつづられる読み物として楽しめる本です。しかもこの1年間のガザ虐殺については、著者ならではの記述になっています。元革命家の「今浦島」生活という独特の内容と、今話題になっているガザの問題という、2つのテーマをもったユニークな本です。
目次
はじめに
序章 50年ぶりの市民生活
第1章 出所後の生活
53年ぶりの反戦市民集会/関西での再会と初の歌会/小学校の校庭で/52年ぶりの巷の師走/戦うパレスチナの友人たち/リハビリの春
第2章 パレスチナ情勢
救援連絡センター総会に参加して/再び5月を迎えて/リッダ闘争51周年記念集会/お墓参り/短歌・月光塾合評会で/リビアの洪水
第3章 ガザの虐殺
殺すな!今こそパレスチナ・イスラエル問題の解決を!/これは戦争ではなく第二のナクバ・民族浄化/パレスチナ人民連帯国際デー/新年を迎えて/ネタニヤフ首相のラファ地上攻撃宣言に抗して/国際女性の日に/断食月(ラマダン)に/イスラエルのジェノサイド/パレスチナでの集団虐殺/パレスチナに平和を!
特別篇 獄中日記より
大阪医療刑務所での初めてのがん手術[2008年12月~10年2月]
大腸に新たな腫瘍が見つかった[2016年2月~4月]
約1年前から行われた出所への準備[2021年7月~22年5月]
【『新左翼・過激派全書』の紹介】
ー1968年以降から現在までー
好評につき3刷!
有坂賢吾著 定価4,950円(税込み)
「模索舎」のリンクはこちらです。
(作品社サイトより)
かつて盛んであった学生運動と過激派セクト。
【内容】
中核派、革マル派、ブント、解放派、連合赤軍……って何?
かつて、盛んであった、学生運動と過激な運動。本書は、詳細にもろもろ党派ごとに紹介する書籍である。あるセクトがいつ結成され、どうして分裂し、その後、どう改称し・消滅していったのか。「運動」など全く経験したことがない1991年(平成)生まれの視点から収集された次世代への歴史と記憶(アーカイブ)である。
貴重な資料を駆使し解説する決定版
ココでしか見られない口絵+写真+資料、数百点以上収録
《本書の特徴》
・あくまでも平成生まれの、どの組織ともしがらみがない著者の立場からの記述。
・「総合的、俯瞰的」新左翼党派の基本的な情報を完全収録。
・また著者のこだわりとして、写真や図版を多く用い、機関紙誌についても題字や書影など視覚的な史料を豊富に掲載することにも重きを置いた。
・さらに主要な声明や規約などもなるべく収録し、資料集としての機能も持たせようと試みた。
・もちろん貴重なヘルメット、図版なども大々的に収録!
【お知らせ その1】
「続・全共闘白書」サイトで読む「知られざる学園闘争」
●1968-69全国学園闘争アーカイブス
このページでは、当時の全国学園闘争に関するブログ記事を掲載しています。
大学だけでなく高校闘争の記事もありますのでご覧ください。
現在17大学9高校の記事を掲載しています。
●学園闘争 記録されるべき記憶/知られざる記録
このペ-ジでは、「続・全共闘白書」のアンケートに協力いただいた方などから寄せられた投稿や資料を掲載しています。
「知られざる闘争」の記録です。
現在16校の投稿と資料を掲載しています。
【お知らせ その2】
ブログは概ね2~3週間で更新しています。
次回は7月25日(金)に更新予定です。
コメント